ウェルビーイング(Well-being)とは、心身と社会的なつながりが良好で、「よく生きている」状態を指します。一時的な快楽(happiness)ではなく、意味・没頭・人間関係・達成を含む持続的な充実を意味し、ポジティブ心理学ではPERMAモデルなどの枠組みで科学的に研究されています。
- ウェルビーイングは「気分の良さ」ではなく、測定・向上が可能な科学的概念
- PERMA(ポジティブ感情・没頭・関係性・意味・達成)が代表的モデル エビデンス:高
- 個人の幸福だけでなく、学校・企業・地域の施策(Well-being経営・ポジティブ教育)にも展開されている
主要概念を知る
セリグマンが提唱したウェルビーイングの5要素:Positive Emotion(ポジティブ感情)・Engagement(没頭)・Relationships(関係性)・Meaning(意味)・Accomplishment(達成)。
逆境やストレスから立ち直り、成長へ変える心理的な回復力。トレーニングによって高められることが研究で示されている。
希望(Hope)・自己効力感(Efficacy)・レジリエンス(Resilience)・楽観性(Optimism)=HEROの4要素。仕事の成果・満足感との関連が実証されている。
その人らしさが発揮される性格的な強み。強みの自覚と活用は、幸福感・エンゲージメントの向上と関連する。
仕事や学びへの活力・熱意・没頭。働きがいのある組織づくり、離職防止の中核概念。
「いまここ」への気づきを育てる実践。ストレス低減・集中力・感情調整への効果が研究されている。
ウェルビーイングと幸福(happiness)の違い
日常語の「幸福」は一時的な快の感情を指すことが多いのに対し、ウェルビーイングは「持続的に、よく生きている状態」の総体を指します。楽しいことだけでなく、困難への挑戦・意味の実感・他者とのつながりを含む、より広く深い概念です。だからこそ、ネガティブな経験を排除するのではなく、そこからの回復と成長(レジリエンス)もウェルビーイングの重要な一部です。